ナンパ活動

遠征1日目 後半

N美を改札に送り終えた俺は、再びホテルに戻りシャワーを浴びた。

仕事を終え一段落している自分の息子に、

「おい、まだ一仕事あるぞ!」
と身体を洗い流し活力を与える。

2即目を狙う。
24時間で限界の射精回数は、最大3回だ。
限界まで、獲物を狙う。

太陽は落ち、この街を照らすものはネオンに変わった。
街は、昼と夜とではまるで表情が違う。

ワンナイトラブ。
ワンデイタイムラブでは格好がつかない。

あくまでも、男女がその欲望を前面にさらけ出すのは、闇が羞恥心を隠す夜にこそ現れる。

ここからが本番だ。

 

19:00。
リスタート。

昼間のように、ショッピングがてらゆっくりと歩くものは居ない。
ソロは予定を終えて、改札に吸い込まれていく。

ナンパをしているのは、俺くらい。
厳密に言えば、ナンパしてるのか地蔵しているのかわからない男と、キャッチセールスの勧誘が1人。

ガチ勢は俺1人。
実質ライバルは皆無である。

 

旅の恥は搔き捨て

 

ナンパほど、この言葉がよく似合うものはない。

俺の事を知っているものなど誰も居ない。
ここで例えどんな噂が立とうとも、定期的にさえ来なければ忘れ去られる。

声かけを躊躇させるものは何もない。

恥を搔き捨てるように、ひたすら声かけるのだ。

 

 

 

ほどなく、ギャル系の女が立ち止まる。

(イメージ画)

 

 

東京では割と見かける風貌だが、地方では派手な方だ。

一方、地方の男はイモが多い。
なので東京のナンパ師として1流の恰好をしていれば、地方で派手な格好(お洒落な)
をしている女から評価を得るのは簡単。

 

直ホテルを試みる。
あくまでも、ジャブとして打つ。
ここで成功しなくとも、匂わすことにより、再度誘う時の難易度がグっと下がる。

この場合、
前回のようにお土産を餌に要求するよりは、
さらにライトに「忘れ物したからちょっと着いてきてくれない?」
くらいにした方がより自然だし、可能性が上がる。

2人でホテルへ向かって歩き出す。

しかし、エントランスの前でグダ。

しかし想定内。
出会って間もない状態でホテルごり押しするのは即系でない限り明らかに不自然。
エントランスまで連れて来た時点で半分成功している。

そして、再連れ出し。
バーへ。
居酒屋は、緊急事態宣言によりほぼ営業を短縮している。
アルコール提供が19:00で打ち切られている場合が多い。
しかし個人が経営しているようなバーであれば、通常営業してたりする。

使えそうなバーは、あらかじめリサーチしている。

隣同士で席に座る。
19歳。キャバ嬢。Aya。

コロナの影響で、仕事も休みらしい。
いつかは東京で仕事をしたいという。

そして、早々に、Ayaの着信がなる。
彼氏からだ。
束縛の激しい彼氏らしい。

彼氏ありか。
しかし、ワンナイトラブに彼氏の有無は関係ない。
魅了すれば良い。

やるべきことは多々あるが、まずは男として尊敬させる事。
どんな場合でも根本的な部分。
尊敬がないと、まともな女はセックスさせない。

そして、その尊敬は主に、仕事の話で作る事が出来る。

 

堅実にサラリーマンをして、平凡な過程を築く。
無事是名馬が俺の理想なんだ。

 

 

なんて言ったところで即る事は出来ない。

もっと野心溢れる、どこか危険の匂いがする男に女は抱かれたいものだ。

特に、ギャル系、キャバ系の女ほどその傾向が強い。

部下に慕われている男。
それが女の評価に繋がる。

部下をかかえ、毎日リーダーシップを取りながら巨大なプロジェクトを推し進めている。
週末はみんなで打ち合わせとして飲み会を開催して、休日は部下の家族も含めてバーベキュー
に行ったりもしている。

なんて言えたら理想的だ。
ちなみにバーベキューはギャルに取ってパワーワードである。

俺の場合は、スタートアップの会社の社長ということにしている。
もちろん、それを語れるだけの知識は必要。

この時点で、周りの多くの男とは差別化出来る。
地方ならなおさら。地方に野心を持った男はそうそう居ない。

仕事の話で、男としての尊敬を手にすることが出来たら、次は性の価値観をテーマにしたい。

グダというのは、事前につぶすべきだ。
例えつぶすことは出来なくとも、弱める事は出来る。

大事なのは、論破しようとしない事。
有効なのは、男遊びをしている女性の話をする事だ。
不倫をいた女性芸能人の話でも良い。

これは極めて強力なテクニックとなる。
是非、試してみてほしい。
不倫、浮気をいた女性芸能人は、調べればいくらでも出てくる。
何パターンか用意して、いち客観論として淡々と語る。

俺がここで、

「浮気した方が、刺激があっていいよ!」

と力説するよりも、実際浮気した人間を目の前に提示されてしまっては、拒絶の仕様がない。
絶対的事実としてそこに存在するから。
例えその場では、
「私はこういうことしたくない」
と言いつつも、後々ボディブローのように効いてくる。

そして、さらに大事なのは、こういう極めて重要な、つまり勝敗を左右するような
リスクある話をした後は、話題を変えること。
趣味の話でも、くだらない話をする。

ボディブローのように効かせるには、1度思考から外すことで、それを潜在意識レベルに落とすことが大事。

 

 

そして、だいぶ場も盛り上がってきたところで、
ホテルへ誘う。

お土産あるから、貰っていきなよ。

 

ここで、最初にエントランスまで来させた効果を発揮する。
2度目は拒否らない。

部屋へ。

 

その後は、同じようにマッサージをしていく。
1番手っ取り早いのは、雰囲気を作る事。

また、マッサージをするのではなく、こちらにマッサージをさせる事も大事。

男女が個室で身体をほぐし合うのに、意識しないはずはない。

キャバ嬢だけあって、匂いに気を使っている。

 

我慢の...限界だ....

 

AyaのほどよいCカップほどの胸を揉みしだく。
甘い吐息。
そのまま唇を奪う。

舌が絡んでくる。
完全にスイッチが入った。

キャバ嬢は、肌が命。

薄ピンクの可愛いブラジャーを外すと、綺麗なお椀型の胸。
小さすぎず、大きすぎず、ほどよい形。
先ほどのA美の存在感あるFカップも良いが、上品なCカップ程度の胸もまた美しい。

夢中でむさぼりつく。

 

お互い裸になる。
Ayaの顔が俺のジュニアに近づく。

その時、Ayaの着信がなる。

彼氏からだ。

 

 

 

しかし、その着信音はやがて消え、

部屋はAyaの舌が奏でる濃厚で淫靡な音だけが鳴り続いていた。

 

 

 

即。

 

 

 

余計な言葉はいらない。
これは、危険な火遊びだったんだ。
入念に香水を振りかけ、Ayaは日常に戻った。

そこに男と女が居る限り、物語は永遠になくならない。

2連れ2即。

コロナだろうが、男は女を求め、女は男を受け入れ続ける。
何も変わってはいない。

 

ふぅ、そういえば夜飯食べてないな。
戦いモードから、少し気を緩め、繁華街を歩く。

遠征に来たのに、めぼしいお店はやっていない。

まぁ、最高に美味しいものを食べさせてもらったか。

そんな事を考えながら、牛丼屋へ入る。

 

 

眠くなってきたな...

明日に備えるか。

地方の夜早い。
コロナの影響で尚更。
戦えなくもないが、無駄に体力を削るよりも明日に備えることを取り、ホテルへ戻る。

お風呂にゆっくりと浸かりながら、ぼーっと考える。

こんな時期に1人でここまで来て、ナンパだけをしている。
俺は何をやってんだ。。

 

 

....最高だな。

 

ナンパって最高だ。

 

 

お風呂を上がって、布団に入る。

A美、いい身体してたな...

Aya、フェラ気持ち良かったな...

 

勿体ないので、その余韻を最大限まで浸りながら、段々と意識は遠のいていった。

 

 

 

遠征1日目、完。

 

 

 

 

 

 

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