ナンパを志したはいいものの、どうしても街で声かける事が出来ない。
来る日も来る日も地蔵。
自己嫌悪に苛まれる...
そんな時、活路を見出したのが店内ナンパだった。
そこで、なんとか声がかけられるようになった。
しかし、ストリートナンパ。
その本当の意味は、やはりストリートでナンパをすること。
女性が通る数、出会いの絶対数も圧倒的に駅前のストリートの方が多い。
徐々に、駅前ナンパを出来るようにならなければ...
そうずっと思っていた。
大学の講義中、
考えていることは物理でも化学でもなく、放課後のナンパ。
今日こそは、きちんと駅前で声かけれるようになろう。
しかし、どうしてもナンパのイメージにあるような、大きなターミナル駅で人通りが多い中、声かけるのには抵抗がある。
仲間なんて居ない。
ずっと完ソロだ。
この地蔵問題、一人でケリを付けなければいけない。
「大きな駅は無理だ」
「ならば、小さい駅でやろう」
そう考えた。
ともかく当時は、人の目が気になってしょうがなかった。
人の流れの中声かけて、「あいつ、ナンパしてるよ」と思われる事がとても恥ずかしかった。
別に、変な事してるわけじゃないのにね。
今では、ナンパは神の行為だと思っている。
むしろ、見せつけるように声かけている。
「君にこの行為が出来るのかい?」とでも言いたげに。
しかし当時初心者だった俺にはそんなマインドは持ち合わせているわけでもなく。
まずは、小さな駅で、ひっそりと声をかける。
そこから慣らしていこうと。
小さなローカル駅に降りる。
しかし小さい駅とも言えど、関東ならそこそこ人が通る。
更に、人気のない道に行く。
ぽつぽつと、女性が通る。
そこで、声をかける。
そうすれば、どうにか声かける事が出来た。
しかし当時は、いわゆる「直接法」ではなく、「間接法」
主に、
「すいません、図書館はどちらですか?」
って聞くことが多かった。
後は市役所とか。公共施設を聞くことが多かったね。
そしてその後、
「実は良いなって思って声かけました。良かったら友達になりませんか?」
と繋げていた。
間接法から声かけて、その後ナンパに切り替える際に躊躇してしまう人は多いと思うが、そこは自分の意思を押し通せばいい。
女性が「ああ、ナンパか」と思われようが、気にしない。
事実、特にナンパだとバラしたからと言って、怒られる事なんて全くない。
ナンパ初心者の頃は、基本敬語だった。
最初はみんなそうだと思う。
いきなりタメ語で話せる人は、よほどコミュ力高い人間か、チャラ男。
最初は敬語で十分だ。
後、これは俺だけかもしれないが、カバンを持っていないと落ち着かなかった。
当時大学生だったので、教科書を入れたクリアケース。
それを持ってナンパしないと落ち着かなかった。
休日でも、わざわざクリアケースを持ってナンパに行った。
これは、自分が何者であるのかを、アピールしたかったのだろうね。
自分自身に理由が欲しかった。
女性に、「ああ大学生なんだな」と認識してもらいたかった。
どこか得体の知れない奴が声かけてきたと思われたくなかった。
かなりマインドブロックがあったことをわかって頂けるだろう。
そんな俺が、どうやって今のように大きな駅前でもどこでも声かけれるように成長していったか。
それは、
「徐々に人の前で声かける体験を増やしていく」
という事でした。
どういうことかというと、
当時は、まったく人気のない道でしか声かける事が出来なった。
それを、通行人1人の前で。
今度は通行人2人の前で。
と、徐々にギャラリーを増やしていくのだ。
そしてその体験を多く積むこと。
後は、
他人が街中で声かけしている様子を観察する。
繁華街に行けば、誰かしらナンパをしている。
彼らを、よく観察する。
他人が出来るなら、俺も出来るはず。
そうやって、自分を洗脳していく。
地道にこれを積み重ねていきました。
そうやって、
道聞き→店内ナンパ→小さい駅の人気のない通り→徐々にギャラリーがあるところ→繁華街
とステップを踏んで声かけれるようになっていった。
極度の地蔵体質、完ソロの場合はこれくらいステップを踏まなければいけないでしょうね。
逆にメンタル強い人は、いきなり繁華街でガンガン声かけ出来る場合もあります。
こればかりは、人によります。
ただ、逆を言えば、どんなにメンタルブロックの強い人でも、いずれは繁華街でガンガンと声かけ出来るようになります。
俺が、その最たる例です。
ナンパをしていて、1番つらいのは、声かけたくても、声をかけれない状態。
何度も何度も経験しているのでわかるけど、この状態が1番つらいんです。
ここを乗り切ったら、だいぶ気持ちよくナンパを出来るようになるし、その分結果も出やすくなります。
是非、地蔵に苦しんでいる人も諦めず頑張ってほしいですね。